片田舎から哀をこめて

野山を駆け回る程の自然もなく、天を貫くようなビル群もない。中途半端な片田舎からお送りします

ブログと小説と弾き語りの秋

 最近自分の趣味嗜好がおかしな方向に捻じ曲がっているのを感じる。
 僕は元々ただのサブカルオタクである。それがちょっとした気まぐれで守備範囲外のアイドルの現場に潜入してみたならばものの見事にドハマり。そこで書いたライブレポートがそこそこ注目を浴びたことに味をしめ、多種多様なライブに潜入してはそこで得た発見や驚きをしたためる生活を続けている訳だが、最近そればかりでは飽きたらなくなってきた。
 まず、ギターを買った。リサイクルショップで五千円だった黒いアコギ。元々ネタとして購入したものだったのが、コード譜を見ながら適当にベンベケ弾いているうちにちょっとしたコード弾きぐらいはできるようになってきた。ネットにあがっているコード譜を中心に、弾き語りしたものを録画してツイッターにあげたりしている。
 そして小説を一本書いた。七千字程の短編小説で、題名は「ドントルッキンフォーミー」。上記の僕がドハマりしたアイドルグループ「STARMARIE」の同名楽曲からインスピレーションを得、ファーストインパクトもそのままにファミレスに一日籠もって初稿を書き上げたものである。 そこから少し推敲を加え、現在「カクヨム」にて公開中。正直あまり読まれてない。
 ブログ、ギター、小説。我ながらなんだコイツである。更に救いようがないのは、絵を書けたらもっと表現の幅が広がるのではないかとか、ゲーム実況をやったら面白そうとか、バンドを組んでみたい、なんてことをグルグルグルグル、無限ループで考えているのである。自分でも自分がどこに不時着するのか分かったものではない。
 とはいうものの、現状一番やっていて楽しいのはギターである。楽しい、というよりかは効率がいいという方がいいかもしれない。
 僕はほぼ毎日、アマゾンプライムビデオでアニメやら映画やらモヤさまやらを鑑賞するのが日課なのだが、それらをみている時分はどうにも手持ち無沙汰というか、他にすることがない。
 そんな時、床に置きっぱにしてあるギターを手にとってベンベケ練習したらば、モヤさま四本分を見終わるくらいの頃には一曲するっと弾けるようになっているのである。
 モヤさまを見た満足感プラスギターの腕の上達。これらを同時に得られてしまうというわけである。これが楽しくないわけがない。
 しかしこのままギターの腕をあげていってどないすんねんとも思う。ブログや小説であればアフィリエイトで稼ぐとか、何かの賞を目指すとか、明確な目標がある。
 では、弾き語りはどうか。そこそこ曲が弾けるようになればその様子を録画してyoutubeやらTwitterやらにあげてはいおわり、である。ミュージシャンになる、というのもあるかもしれないがちょっと現実的とは言い難い。
 何か明確な目標、モチベーション、というものを考えたとき、僕ははたとひらめいた。
 ライブである。
 上記にもあげたが、僕の頭の片隅にはバンドを結成したい願望がある。昔友人ら数人とそんな話で一度盛り上がったのだが、結局自然消滅してしまったのだ。
 しかし弾き語りならば自分一人でステージに上がることが可能である。ライブハウスでは素人参加型の企画というのもやっているらしいし、恐らくステージにあがるだけなら一本の電話と幾ばくかの参加費用があれば十分なのである。

 が、それだけで気軽にステージに上がれるもんでもないということは重々承知である。
 まず、僕は人前に出て話すということが至極苦手である。人と何か話そうとしても頭真っ白顔面真っ赤、口をパクパク鯉のように動かすだけなんてことが結構な頻度である。アイドルの握手会とか。
 それにそもそも演奏に関してもかなりの穴がある。一曲だけ弾くのならばともかく、連続で曲を弾くと左手がつりそうになるほど痛いし、声も出なくなってくる。
 これらに関してはもう練習あるのみである。


 僕の酷すぎる顔面に関してはもう諦める他ないか。