片田舎から哀をこめて

野山を駆け回る程の自然もなく、天を貫くようなビル群もない。中途半端な片田舎からお送りします

アイドルオタクは少女達と死と生を歌う(6月22日STARMARIEのFantasy World For You〜 ツアーファイナル & 4周年記念公演〜に参加してきた)


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 旅行二日目。現在時刻は18:00である。ドラマのエキストラ出演という旅行で入れるべき日程なのかどうかよく分からない日程をこなした僕は今、TOKYO FMホールにいる。STARMARIEの単独公演、Fantasy World For You〜 ツアーファイナル & 4周年記念公演〜に参加する為である。ちなみに僕は丁度一月前にこの場所でSTARMARIEを初めて見た。その時の様子は下記記事である。

 

https://monster94.hatenablog.com/entry/2018/05/21/221811

 

 序盤の不安、怯えっぷりがよく伝わってくるがもちろん今はそんなことはない。メンバーの顔と名前もちゃんと覚えたし、「FANTASY WORLDⅣ」も聞き込んだ。あ、ちなみにその記事は下記……別に宣伝してアクセス稼ごうって訳じゃないよ?

 

https://monster94.hatenablog.com/entry/2018/06/17/145832

 

 とまあこのようにこの一ヶ月で、僕はSTARMARIEというグループ、ひいてはアイドルというジャンルそのものに対する見方、考え方を大きく変えるに至ったのだ。そのきっかけとなったSTARMARIEの四周年を祝う為に馳せ参じた訳である。

 現在時刻は18時を2分程回ったところだ。既に会場前には人が集まっている。流石にもう創価がどうとかサッカーがどうとかいうくだりはいいだろう。ここにいる方々は正真正銘のマリストであり、僕もまたその一人というわけである。前回の参加よりも大分気が楽ってもんである。18時を8分程回ったところでガラス扉が開き、入場待機列が形成され始めた。ちなみに僕のチケット番号は後ろも後ろなので、ライブは少しでも前にいって楽しんでなんぼという僕のライブにおける基本原則は脱ぎ捨て、記録に徹する所存である。

 


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 前回気づかなかったけどフライヤーここにあったのね。いや、今回限定だろうか?


会場入場


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 入場の際に手渡されたチラシ。「君がした選択は正しかったかい?今でも、そう言えるかい?」意味深な言葉である。

 入場が終わると、すぐさま物販へ。前回は金欠だったものの、僕とてそういつでも金欠という訳ではないのだ。買うものは決まっている。


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 こちらの「FANTASY NOVEL」と「FANTASY THEATER」のCD二枚である。現在リリースされている「FANTASY WORLD Ⅳ」は既に入手、レビューも行っている。ちなみにその時の記事は……ってもういいか。つまるところこちらのCD 二枚もレビューすべく購入を検討中だったのだが、どうせ買うならライブの物販で買ってファンタジーチケットを貰おうという魂胆である。我ながらがめつい。

 

 

会場へ


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 おお。会場には荘厳なBGMがかかり、照明も前回とは違い、薄暗く、スクリーンに映し出された淡い紫によって、会場全体が紫色に染まったような錯覚を覚える。雰囲気バツグンだ。
 後方にはこれまた前回にはなかったカメラ等の撮影機材が。撮影を行うのだろうか。

 


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 そしてステージ上には告知通り楽器が。STARMARIEの歌とダンスが、バンド演奏と融合しどんな化学変化をもたらしてくれるのか楽しみなところである。ちなみに僕が陣取ったのは前から5列目の椅子席。前に行くのは諦めるとかぬかしておきながらまあまあの好位置である。
 現在時刻は19:22。もう間もなく開演である。ほぼ満席のようだ。実況はこれ位にしておいてライブを楽しむ体勢に入る。記録するんじゃねえのかよ。

 

 

スタマリ最高おおおおおお!!!!

 

 ってまた前回と同じパターンになってしまった。ここからはライブ終了後の感想である。

 

 開演時間の19:30を8分程まわったところでバンドメンバーが登場した。それから数秒の後、メンバーが登場。不思議の国のアリスを思わせるような赤と白の衣装だ。そして流れる「Fantasy World For you」のカラオケ。そしてスクリーンにはメンバー全員の姿が映される。そして、またもやこの文。


「君がした選択は正しかったかい?今でも、そう言えるかい?」


 そして明転。一曲目は「Hey,my,sister」。バンド編成ならではの激しいサウンドが曲の悲壮、悲哀、その衝動をより強いものへと昇華させているように思えた。そこから流れるように「ブラック・バレンタイン」。ギターのサウンドがCD版に比べて大きく、よりポップでハードなサウンドに仕上がっている。それだけにラスサビ前ののんちゃんのソロパートがより綺麗に、美しく映えた。

 

 そこから一旦照明が落ち、スクリーンに幻想的な風景と、それからモノローグが読み上げられる。

 

「もう一度行こう、過去へ、現在へ、未来へ」

 

 そして再び明転。三曲目は「妻はハイドに会ってはいけない」。急な転調にファンのボルテージは一気にMAX である。激しいダンスに筆者もつられて思わず手を右上から左下へ動かしてしまった。おかげでメモ帳とペンを落とした。そして「本当は怖い桜の話」と続く。激しいサウンドの中にどこか「和」を思わせるサウンドが耳に心地いい。歌詞はダークだけど。そして「惑星(ほし)を翔けるパイロット」哀愁漂う歌詞が胸に響く。
 それからまたメンバーがはけ、モノローグが綴られる。

 

「君がした選択は正しかったかい?今でも、そう言えるかい?」

 

 この文言が繰り返される。果たして、この言葉の真意とは?

 と、その場の全員が思ったであろう所に再びメンバーが現れる。「メクルメク勇気」。一転明るい曲だ。曲の始めに中根もにゃちゃんが「ツアーファイナルへようこそーー!!」と叫んだのが印象的だった。そこから流れるように「ナツニナレ!」、「姫は乱気流☆御一行」、と明るい曲が続く。特筆すべきは「姫は乱気流☆御一行」のダンスが特に素晴らしかったことだ。初めて生で見た曲だが、リアルに鳥肌が立ってしまった。


 と、明るい曲が続いて一転、またもやモノローグ。そこから「僕と少女霊媒師たち」。明るくもありダークでハードなこの曲は、かの大槻ケンヂ御大の作詞である。CDレビューの際、「まるで筋肉少女帯を思わせるハードなサウンド」と書いた記憶があるのだが、バンドミュージックでそれに磨きがかかっていた。まるでロックのコンサートである。ちなみにこの曲はファンの前で初披露だったそうなのだが、きちんと合いの手を入れるタイミングが分かっていたマリスト達はなんなんだ。まさに降霊だろうか。


 そして次は「ラ・カンパネラ君に捧ぐ」。前奏のピアノソロが長めにアレンジされていたのはバンドならではの演出である。ラストののんちゃんソロパートで照明がふっと落ちたのだが、その様は最早幻想的とも言える。つくづくここで写真が使えないのが歯痒い。そして照明が落ちたまま次は「サーカスを殺したのは誰だ」。そして「悪魔、はじめます。」僕は正直、バンド演奏によって一番化けたのはこの曲ではないのかと思った。というのも、CD版よりスピードが若干上がっているのだ(気のせいだったらごめんなさい)。もちろんそれに伴い、メンバーの動きもより早く、激しいものへとなっている。現代社会の闇、目を背けたくなる出来事。鬱憤。そういったものが、ダンスとバンドサウンドによってよりよく表現されていたと思う。そしてまたもや闇から一転、「Fantasy World For you」。僕の個人的な本命曲である。七色に光るスクリーンと、それを背に歌う彼女らは最早美しいとさえ思えた。そして最後の曲、「ドント・ルッキン・フォーミー」。アルバム最終二曲を踏襲した流れである。メンバーはダンスをせず、横並びになって歌う。大団円感がすごい。
 そしてメンバーがはけ、またもやモノローグ。

 

「君がした選択は正しかったかい?今でも、そう言えるかい?」

 

「ええ、あの時の選択が正しかったと言える、今でもそう言える!」

 

 このモノローグを聞いた時僕は、ああ、そういうことか。と思った。STARMARIEというグループは、一度は解散の危機に瀕しているグループだ。メンバーが同時に何人も脱退し、そこから五人の態勢へとなって再始動したのだ。それが今日から丁度四年前。ライブ中、何度も繰り返された「選択」とはつまり、再始動をする際のメンバーの選択だったのである。今でこそ五人態勢が板に付いたSTARMARIEだが、それはもしかしたら二人だったかもしれないし三人だったかもしれないし四人だったかもしれない。しかし、STARMARIEは五人になることを選んだ。その選択が正しかったのか?とSTARMARIESTARMARIE自身に問うていたのだ。そして、その答えが

 

「ええ、あの時の選択が正しかったと言える、今でもそう言える!」

 

 

 

 

 おじさん、なんか書いてて涙腺うるんじゃったよ。

 

 

 

 

 そして照明が落ち、今日のライブは終了となった。

 まあしかし、これで終わらないのがライブってもんである。メンバーがはけ、照明が落とされた直後、アンコールが鳴り響く。数分の後、それに応えて再び現れるメンバー。歓声に応えながら、「スペル・オブ・ザ・ブック」を披露。そして最後の曲は「星の旅人たち~明日、もしも世界が無くなるなら~」客席の全て、今日来たファン、一人一人に手を振るようにステージを動き回る五人。選択が正しかったと言い切った五人のその顔は晴れやかで、はじけるような眩しさで、彼女らが表現する「闇」の中でそれは殊更光り輝いて。どこまでも美しい、と思った。

 曲の余韻を残しながら、そこからメンバーのトークの時間となった。お知らせとして、三ヶ月連続STARMARIE主催ライブ等が行われるようだ。詳しくは公式サイトをチェック。それから改めて今日の感謝を伝える等し、今日のライブは本当に終了となった。


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まとめ

 

 正直言うと上記ライブレポート中に書きたいことは書き尽くしてしまった感があるのでまとめとして改めて書くこと、というのは正直あまりない。強いて書くならば、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタマリ最高おおおおおお!!!!

 

 

 いやもうやったっちゅうねん。本当に書くことが無くなってしまった所でもう筆を置こうと思う。

 

 それと、ライブに関係ないことではあるが、今回気さくに話しかけて下さったマリストの皆様、本当にありがとうございました。読み手あってこそのブログだと思っていますので、これからも拝読していただければ幸いです。山形から微力ながらSTARMARIEとマリストの皆さんを応援しています。またいつか会いましょう。