片田舎から哀をこめて

野山を駆け回る程の自然もなく、天を貫くようなビル群もない。中途半端な片田舎からお送りします

植物園で倒れ泣き崩れちゃっても(6/14吉祥寺ROCK JOINT GB 大槻ケンヂ弾き語りツアーに参加してきた)

 引っ越し関係のバタバタがようやっと落ち着いてきた6月の14日、僕はまたまた東京へやってきていた。大槻ケンヂの弾き語りツアー、「弾き語りの旅のラフな記録ツアー」に参加する為だ。ちなみに現在時刻は16:30、山形発東京行きバスを降りたところである。これから少し時間を潰して18:30から吉祥寺のROCK JOINT GBにてライブが行われる訳だが、その前にちょっとだけ僕と大槻ケンヂ氏の関係みたいなものを書いておきたいと思う。まあ関係とはいっても、僕が一方的に彼を好いているだけなのだが。

 

僕と大槻ケンヂについて

 

 確か彼と初めて出会ったのは高校一年生の時である。その頃の僕はアイデンティティの喪失、所謂アイデンティティクライシスにどっぷりと陥っている状態だった。何をやってもうまくいかず、友達もできなければ勉強もできない。日に日に自分の存在そのものが自分の中であやふやになっていくのを感じながらも、何も行動することができない。そんな典型的なダメ人間だったのである。結論から言うとそれを救ってくれたのが大槻ケンヂ氏だった。具体的に言うと、彼がボーカルを勤めるバンド「筋肉少女帯」の「踊るダメ人間」という曲を聞いて僕は救われたのだ。youtubeに動画が上がっているのでちょっと聞いて貰いたい。

 

 筋肉少女帯「踊るダメ人間」

https://youtu.be/fkMBO1IZkBo

 

 こんなにもダメダメダメダメリフレインする曲が他にあろうか。極めつけは最後の台詞である。

 

ダメー!(それでも、生きて行かざるを得ない)

 

 これを聞いたとき、僕は悟ったのだ。自分が例えダメだろうと何だろうと生きていくことを辞めることはできない。なら、一度自分がダメであることを受け入れて、それからどう生きていこうか考えよう、と。そうすることによって僕は初めて僕という存在を肯定できるようになったのだ。それから僕は筋肉少女帯や特撮にどっぷりとはまっていき、今日もまたこうして僕の青春の恩人たる彼の弾き語りを聞かんと入場列に並んでいる訳である。

 

開場前


 はい、というわけでここからはおなじみの実況である。

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 現在時刻は18時を15分程回ったところである。開場まであと15分ほど。既にライブハウス前には列ができている。僕のチケットは70番台で、外に並ぶよう立て看板が置いてあったが、40番代くらいまでは既にライブハウス内に整列しているらしい。若干肌寒いのでできればとっとと入場したいものだ。ちなみに知らない人の為に解説しておくと、筋肉少女帯並びに大槻ケンヂ関連のライブ客の年齢層はかなり高めである。具体的には40~50代くらい。そんで女性ファンが圧倒的に多い。ちらほらと若い年齢の方も見かけるが、やはり僕のような20歳そこらの若僧からするとアウェー感は拭えない。前回のSTARMARIEのライブに比べて僕的には全然ホームなはずなんだがなぁ。
 てなことを言っているうちに入場が始まったようだ。カウンターにてチケット提示してドリンク代を支払った僕は、狭い通路を手刀を切りつつ突き進み、真ん中後方六列目辺りの席を陣取った。かなり狭いハコ(ライブハウスのこと)のようである。

 現在時刻は19時5分前。会場には軽快なジャズが流れている。恐らくもう間もなくである。というわけで実況はここまで。

 

開場後

 ※セトリネタバレ注意

 いやはや狭かった。ここからはライブ終了後の感想である。開演時間ピッタリに白いシャツに白いハットを被り現れた大槻ケンヂは、早速ばちかぶりのカバー「オンリーユー」を披露。そして立て続けに池ノ上陽水の「コヨーテ」のカバー。どちらもオーケン節の効いたカバーにアレンジされている。
 二曲披露したところでMCタイム。筋肉少女帯のMCとはまた違う、のほほんとした、且つキレキレのMCが冴え渡る。そこから「OUTSIDERS」、「ゴミ屋敷の王女」と続く。ゴミ屋敷の王女は筋肉少女帯でもなかなかやらないレア曲だ。最後の語りの部分は弾き語り用に短くまとめてあった。

 

 そこからまたMCを挟んで5分休憩となった。オーケン曰く自分の人生を反省する5分らしい。
 そして5分後、軽くMCを挟んで「香奈、頭をよくしてあげよう」、「新人バンドのテーマ」と筋肉少女帯の楽曲が続き、そこから流れるようにJAGATARAの「タンゴ」のカバー。ラスサビが力強い。
 そこからまたMCを挟んで「週替わりの奇跡の神話」、「ロコ!思うままに」、「サイコキラーズラブ」、そして最後に定番となった「Guru」をやってライブは終了となった。
 しかしまあお決まりではあるが鳴り止まぬ拍手からのアンコール。手拍子が揃わないのは最早お約束である。そしてそのアンコールに応えるオーケンはものの一分も経たぬうちにでてきた。早い。そこからオーケンは立ったままMC。座りすぎて疲れたのだという。そこから「おやすみ-END-」。大槻ケンヂと絶望少女たちの時のことなどを語ったMCを挟んで最後に「あのさぁ」の二曲を持って本日のライブは本当に終了となった。

 

終演後


 そして終演後、狭い客席内が動く動く。物販のグッズやCDを求める者、外に出ようとする者、備え付けのトイレへ駆ける者等が入り乱れて客席内は一種のカオス状態である。なんとか物販のCDだけはゲットしておきたい僕はなんとか物販の列を探して並んだのだが、結局、CDを購入し外に出られたのは二十分後くらいだった。スタッフの列整理はもうちょっとなんとかして貰いたかった。

 

まとめ

 

 最高のライブだった。どの曲も丁度良くアレンジが加えられていて聞きやすく、オーケンの詞がより深く自分の中染み入っていくのを感じた。中でもGuruが個人的な思い入れも相まって本当に良かった。

 来週6月22日に僕はまた東京へ赴き、筋肉少女帯デビュー30周年記念ライブに参加する訳だが、それに向けていい助走がつけられたライブだった。物販で買ったCDはまだ聞いていないが、時間があればこちらもレビューしたいと思う。


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