片田舎から哀をこめて

野山を駆け回る程の自然もなく、天を貫くようなビル群もない。中途半端な片田舎からお送りします

ハリネズミのジレンマ(購入編)

ハリネズミのジレンマ(山形市にある噂のハリネズミカフェに行ってきた) - 片田舎から哀をこめて

 

 さて、ハリネズミを飼うにあたり、差し当たって少々、まあまあ、それなりに、大分、かなりの金がいるわけだがそいつはさておき、ケージや餌等必要なものはハリネズミ本体含め、カフェにて販売しているのだそうだ。そうなるとあとはケージを置く場所だ。飼育条件に適した場所の条件として挙げられているのは以下の通りである。

 

 生活音がしないこと
 振動がないこと
 陽が直接当たらないこと(当たりすぎないのもよくない)
 風が直接当たらないこと(風通しが全くないのもよくない)

 

 云々。上二つは分かるが下二つはどないすりゃええねん。

 実はハリネズミは、ネズミという名前がついておきながらモグラの仲間にあたるのだそうだ。つまり、なるたけ土の中のような環境を作り上げるのが理想らしい。しかしかといってずっと土の中にいるというわけでもなく、たまには陽にも当たらなくてはならないし、空気の籠もった所に置いておく訳にもいかない。なんとも面倒の臭い動物なのである。そしてそれらを総合して我が愛しの六畳間のぐるりを眺め回し、僕は一つの結論を導き出すに至った。実家から持ってきた一段目なし二段ベットの下である。元々ここは本置き場になる予定だったところで、エアコンの風が直接当たらず、ベットが陰をつくって陽があまりあたらない。音に関してはまあ六畳一間なのだから多少は仕方ない。

 

 そうなるとだ、残る問題はやはりあいつである。あのおっかねーやつ。というかお金。ハリネズミの個体の価格の相場は大体2万円から3万円台後半。しかし、その針の色によって若干値段が変わるのだそうだ。とりわけ一番安い色、というとなんだか聞き覚えが悪いが、焦げ茶、所謂ソルト&ペッパーと呼ばれる個体が一番ポピュラーで安い。恐らくハリネズミと聞いて誰もが思い浮かぶ色がこれだろう。では反対に高い色とはなんなのか。ホワイトである。こいつはなかなか珍しい奴なのだそうで、しゃべコミュ山形店ではホワイトカラーは5万から6万くらいの値段で販売しているらしい。それから焦げ茶とホワイトの中間であるシナモンやシニコット、それから白と焦げ茶のツートンカラーのパイドと呼ばれる個体が、それぞれ4万から5万くらいの値段で販売しているそうだ。
 部屋の雰囲気に合わせるならば、断然ホワイトカラーである。なにより、超かっこいい。

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 こいつのように真っ白な個体こそ僕の部屋に相応しいのだ、とは思うのだが。この一ヶ月間、引っ越し関係の出費で僕の財布には雀の涙程の銭しか残っていない。僕的に、こういう所で妥協してしまうのはまっこと大いに不本意ではあるのだが、一番安いソルト&ペッパーの個体を購入することにした。

 

再来店

 

 しゃべコミュホームページにてなかなか良さげなソルト&ペッパーのハリネズミの里親募集を見つけた僕は、早速連絡を取り、しゃべコミュ山形店へと二度目の来店を果たした。席で待たされること数分。ついにご対面の時がやってきた。



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 って違う。違わないけど。しかしこのたった一枚の紙切れからくる威圧感よ……。ある程度予想はしていたものの、やはりなかなかのものである。
 んで、改めてハリネズミとご対面。

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 あ、可愛い……。


 ちなみに生後一ヶ月の♂だそうだ。鼻をすんすん言わせながら「ここはどこ?」とでも言いたげな、呆けた顔をしているようにも見える。
 で、今回一緒に購入した飼育セットは以下の通りだ。

 

 飼育ケージ(中)
 床材(コーンリター)
 餌
 餌皿
 ペット用ヒーター
 ケージ内の隠れ家(跳び箱型)
 水飲みボトル

 

 店内で撮るのを忘れてしまったが、家に着いてそれらを設置したのがこちら。

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 ケージは大きすぎず小さすぎず、床材として買ったコーンリターは消臭の効果があるのだそうで、あまり匂いは気にならない。ペット用ヒーターは今の時期あまり使うことはないが冬になれば必須アイテムになるのだそうで、今回纏めて買っておいた。
 それら商品の説明が終わると、店長直々にハリネズミの飼い方をレクチャー。まじで丸っと一時間くらい飼い方について教えて貰った。まるで娘を貰いにきた彼氏のような気分である。ちなみにその時にしたメモが下である。

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 メモの内容を纏めると、

 

 匂いを覚えさせる為、家に帰ったらすぐ自分が今穿いている靴下をケージ内に入れること
 食事は一日一回夜8時頃。購入した餌を体重の十分の一、こいつの場合5グラムをお湯でふやかしてからあげること。尚、お湯でふやかす作業は最初の十日間だけでよい
 水は飲んでも飲まなくても毎日取り替えること
 初めの二、三日はあまり触ったりしないこと
 フンは見つけ次第取り除くこと
 夏場の日中はエアコンを付けて29度を上回らないようにすること

 

 とこんなところである。最後に店長の名刺を貰った僕は、ハリネズミを乗っけたハスラーと共にカフェを後にした。バックミラーに映った、見送る店長の目が若干潤んでいたような気がしたのだけれど。