片田舎から哀をこめて

野山を駆け回る程の自然もなく、天を貫くようなビル群もない。中途半端な片田舎からお送りします

劇的ちょい!ビフォーアフター二日目

 前回までのあらすじ

 

 生活感を極限まで無くした生活を送りたいと考える僕こと田中モンスターは、新居で一人暮らしをする為引っ越しを決意する。引っ越し期間は二日。様々な問題を抱えつつも一日目を終え、引っ越し作業は二日目へと突入したのだった。

 二日目の朝はラインの着信音で目を覚ました。昨日風邪で寝込んでいた父からだった。どうやら風邪は治まったらしく、マットレス等をランドローバーに詰め込んでこちらに向かうという。そういえば昨夜はラグの上で雑魚寝したのだった。体の節々が痛い。特に左手小指。

 本日のタスクは以下の通りだ。

 1.洗濯機の排水周りの施工。
 2.ニトリにてPCデスク、本棚、たんす、カーテンを購入、設置。

 

洗濯機の排水

 

 ではまず1から。洗濯機はリサイクルショップで格安で手に入った訳だが、そのデメリットとして説明書の欠損、設置におけるサポートが受けられない等が挙げられる。そしてこれらのデメリットを総合すると、ある一つの問題が浮かび上がってくる。


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 排水どないすりゃええねん問題である。


 確かに新居の床に排水口らしき穴は見つかった。こいつにこの洗濯機の排水ホースを直差ししてやれば大丈夫だろう、と僕は踏んでいたのだが、どうもそういうわけにはいかないようだ。

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 この状態で排水した場合、水が排水口からあふれてしまい、床一面水浸しなんて事態になりかねないらしい。そんでそれを防ぐ為に必要なのがこちら。


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 排水エルボである。近所のホームセンターで¥2000。これで排水ホースと排水口を繋げてやるというわけだ。
 排水エルボの説明書を見ながら数分。

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 こんな感じでいいのだろうか。今の所洗濯をする予定はないので動かすのは数日後になるだろうが、なんとなく不安である。

 

ニトリ

 

 とりあえずこいつはさておいてタスク2。ニトリでの家具選びである。この後合流する父のランドローバーでニトリへと向かい、購入した家具を詰め込んで新居で組み立てる。本引っ越しにおけるメインイベントと言っても差し支えないタスクである。
 程なくして父と合流した僕はニトリへと向かった。

 ここで話の腰を折ってしまって申し訳ないのだが、正直なところ、これ以上ここに書き記すことはほとんどない。
 ふざけるな。さっきメインイベントと銘打ってニトリへと家具選びに赴いたではないか。と読者は思うだろう。いや本当、全く持ってその通りである。本来であれば、家具を選んで購入、そんで新居へ戻って家具を置く前と置いた後、つまり僕の考える生活感の揮発した生活を営む為の究極の部屋の完成画像を載っけるべきなのであろう。しかしだ、僕は今6月3日の夜に、この記事を引っ越しの終わった新居で書いている訳だが、その新居の様子は引っ越し一日目終了時点と何ら変わりないのである。つまり、引っ越しのメインイベントと称して赴いたニトリで何らかの理由があって家具が購入できず、それ以上「引っ越し作業」と名の付く作業が無くなったが為に、こうして記事の流れをぶった切ったという訳だ。では何故、ニトリで家具を買えなかったか。違うのだ。正確にはその日その場で買えなかったのである。
 ニトリへ赴いた僕はすぐさま二階の家具売場に直行。熟考の後なかなかにいい感じのPCデスク、チェア、たんす、本棚二つを選び抜いた。商品の横にあるカードを取ってレジへ持って行くと店員に次のようなことを言われた。
「お客様、大変申し訳ないのですが、只今こちらの商品の在庫がない状態でして、取り寄せという形になってしまうのですがよろしいですか?」
「ああ、そうなんですか……。まあ、仕方ないですね、分かりました。で、五つのうちどの商品が取り寄せになるんです?」
「あの……こちら五点全てになります……。」
 と店員は申し訳なさそうに言った。業腹ではあるがまあ仕方があるまい。今の時期家具屋も閑散期なのだろう。選んだ商品の在庫がたまたま無かったところでそう文句も言えまい。
「わ、分かりました。.……で、届くのはいつ頃に?」
「入荷するのがですね……えーと、6月の27日になります」
 ちなみにこの時5月27日。……丁度一ヶ月後である。
 大体おかしいではないか。アマゾン始め、通販台等のこのご時世。店舗型のメリットとはすなわち、現物を直接見て触れて確かめられることと、その場で購入して持ち帰られること、この二点ではあるまいか。それなのにここで行えるのは前者のみだ。これではニトリ山形店二階家具売場は、正確には家具展示場である。こんなんだから日本企業はどんどん諸外国のサービスに負けていってしまうのだ。
 などと文句の一つの二つや三つや四つ言って商品カードを突き返してやろうかと思ったが、ネームプレートに研修中と書かれたこのニトリ山形店店員に言ったところで日本経済が好転するとも思えないし、ここで選んだ家具を諦めてしまうのも実に惜しい。
「分かりました……それでいいです……」

 

 で、これを以て僕の2日間に渡る引っ越し劇は幕を閉じたという訳である。僕は今ラグとこたつとテレビとベッドだけのなんとも寂しい部屋で生活を営んでいる。あと一ヶ月はこの状態で過ごさねばならない訳だが、以外にもこれだけで生活を営むことは出来ている。最も、収納場所を無くした本と服、それから机の引き出しにでも入れようかと思った筆記用具等の小物類がぐちゃぐちゃに散らかっているような状態だが。という訳で今この状態の部屋を写真に収めてここに載せるのはちょっとできない。なので約一ヶ月後、6月27日以降に、完結編として諸家具設置の模様をお届けする予定である。なんとも言えない微妙な幕切れになってしまって申し訳ない。