片田舎から哀をこめて

野山を駆け回る程の自然もなく、天を貫くようなビル群もない。中途半端な片田舎からお送りします

ゴーゴー蟲男(横浜市にある噂の珍獣屋へ行ってきた)

 旅行二日目。本日も快晴なり。今日は場所を東京から横浜へと移す。何故なら前々からずっと行きたいと思っていた場所があるからだ。


 珍獣屋である。

 

珍獣屋

〒231-0064 神奈川県横浜市中区野毛町1丁目45−1 第二港興産ビル
045-260-6805 https://g.co/kgs/iNBgvC


 少し前にカブトムシの姿焼きの画像がTwitterでバズっていたのを覚えている人も多いだろう。しかし、ムシキングをリアルタイムで経験し、一匹一匹名前をつけてカブトムシを飼っていた僕のような人間から言わせて貰えば、虫を食うなど全く持って昆虫達に対する冒涜である。考えられない。気が狂ってる。

 

 僕も食べてみたい。

 

 何でそうなるんだよと我ながら不思議なもんであるが、食いたくなっちゃったもんは食いたくなっちゃったんだから仕方ない。書を捨てよ町へ出よう、と、見る前に飛べ、が座右の銘の僕である。自分の考え及ばない人や物や考え方に並々ならぬ関心があるのである。カブ蔵、カブ美、カブト丸(昔飼ってたカブトムシ達の名前)……ごめんよ……。

 


 という訳で東京から電車を乗り継ぎ約一時間、神奈川県は横浜市までやってきた。予約は午後五時からなので、それまで横浜中華街などで適当に時間を潰す。中華街で昼飯を済ませた僕はそのまま海岸沿いを腹ごなしがてら三十分ほどかけて歩き、予約の五時を五分程回ったところで件の場所へと辿り着いた。


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 ここから実況中継パート。僕は今珍獣屋店内にて注文した料理が来るのを待っている。正直、恐い。何故ってなんかもう色々と尋常ではないのだ。残念ながら当初の目的だったカブトムシは今回なかったが、その他のお品書きもかなりインパクトがある。


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 なんだよゴキブリって。なんだよひよこって……。そしてそれを頼んじゃう俺ってなんなんだよ……。確かに見る前に飛べが僕の座右の銘だ。だがしかしいくらなんでもこれはぶっ飛びすぎだ。

 ほら。とかなんとか言ってるうちに一品目が運ばれてきた。


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ゴキブリの唐揚げ(四匹)¥1280

 

 もうどないせーっちゅうねん。実況なのに言葉を失っちゃったよ。関西弁で茶を濁しちゃったよ。


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 とはいえ注文したのは他でもないこの僕だ。食わぬ訳にもいくまい。いざ、実食。


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 あれ、以外と……うまい……?確かに口に運んだ瞬間こそ一瞬にして鳥肌が立つような舌触りだったが、口に運んだら運んだで次の瞬間には塩味の効いたスナックのような食感へと変わった。んん?以外といける?。
 ってな感じでパクパクパクと立て続けに三匹完食するとタイミング良く次の料理が運ばれてきた。

 


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深海鮫の唐揚げ¥880

 

 という訳でいざ実食。見た目的に抵抗はないものの、そのお味はいかほどに……。


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 あ、うめえわ。これ。

 

 完全に白身魚だ。鯛と鯖の中間って感じ。普通にうまい。


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という訳で二皿完食。

 

 うーむここまでことごとく当初の期待を裏切られている気がする。良い意味でも悪い意味でも。
 良い意味というのはもちろん料理が旨いということだ。夕飯はここで済ますつもりだったので、まずい料理を出されて食えないということになると、今晩の山形行き夜行バスの車中大変ひもじい思いをすることになってしまう。故にここでもりもり飯を食えるのならそれに越したことはない。
 しかし、その反面で僕は今非常に残念な思いだ。何故ならここの料理が旨いからだ。
 ふざけるな、さっき言ったことと正反対ではないか。読者はきっとそう思うだろう。しかしだ。僕はこの店にブログのネタを求めて入ったのだ。故にだ。


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これを


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こうした時に

 

まっずううううううう!!!!!

 

 ってな感じでそのまずさを詳しく解説する方がブログの盛り上がり的に面白いではないか。

 ってなことを思っていると続いての料理が運ばれてきた。

 


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ひよこ丸ごと姿焼き¥980

 

 おおお……これはゴキブリ並の見た目のインパクトである。次こそ黒太文字を使わせてくれるのかこいつは……。
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では、いざ実食。

 


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 うめえ。

 ……え、というか普通の鶏より旨いのでは?おそらく鶏になった時分に持ち手となりうる骨の部分が、その未熟さ故にまるで軟骨のようにポリポリとした食間を楽しませてくれる。味的には身がしっかりと締まっていてかなり旨い。またもや期待を裏切られてしまったか……。
 ってなことを思っているとラストオーダーの時間になってしまったようだ。では、最後の望みを託してあいつを頼んでやろうではないか。

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 なんかダリの絵みたいなのが出てきた。なんだよこれ……。


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 刺さってる奴よく見ると可愛いし。

 

 しかし今までの流れから行くとこいつもうまい、ということになるのだろうか……どっちにせよもう盛り上がりは諦めたのでどうせなら素敵なディナーの最後を華麗に締めくくりたいところなのだが……。では、いざ実食。


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ああ、ほらやっぱりうm……

 

まっずううううううう!!!!!


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まっずううううううう!!!!!


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まっずううううううう!!!!!

 

 何これ。え、ちょっとヤバい。マズすぎる。
 口に運んだ瞬間は確かにただのプリンだった。それにサクサクとした食間が加わってまるでコーンフレークと一緒にプリンを食べているような錯覚に襲われたのだがその次の瞬間、サクサクという音と共に我が歯牙に潰された「異物」が圧倒的苦みを放ったのだ。それが更にプリンの甘みと混ざり合ってもう口の中はえらいこっちゃえらいこっちゃヨイヨイヨイである。うえぇ……。
 と何故かマズいものを食って急にテンション上がってしまったが口の中はちょっと本当にまずいことになってる。なんか奥歯に得体の知れない何かが挟まってるし。ああだがしかし、ブロガーとしてこんなにも満ち足りた気持ちになるのは何故だろう。


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 というわけで僕は今、夜行バスの出発時刻までの時間潰しで入った漫画喫茶でこれを書いている。なんかどっと疲れた。今回のまとめとして僕が言いたいことは主に二点だ。

 

 グロテスクな見た目の食べ物だからって必ずしもマズいという訳ではない

 

 僕は今回面白いネタを探し求めるべくこの珍獣屋を訪れ、あわよくば「んほおおお!まじゅいいいい!!」ってなコメントを添えてまさに苦虫を噛み潰したような変顔の一つでもしてやろうと思っていたわけだが、少々店のコンセプトに対して誤解があったようだ。当たり前のことだが料理屋が提供するのはネタではなく料理だ。まあ寿司屋ならどちらもだが。そのことに対して理解が足らなかった。本当においしかったです。

 

 しかしプリン、テメーはダメだ

 

 あればっかりは本当にまずかった。恐らくだが僕みたいな勘違いをして来た人に対するせめてものネタ提供的な立ち位置の料理なのではなかろうか。そう考えると僕は今回まんまと珍獣屋の術中に嵌まっていたという訳か。なんのだよ。

 という訳で本記事並びに二日間の東京、神奈川観光終える。本当色々詰め込みすぎたな今回。

 

 

 

 おまけ


 珍獣屋をテンション高めで出たら噂の千円自販機があったのでテンション高めで回してみた。

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なんだこれ……。